サンリオ古い順年表!初代第1号から歴代人気キャラの歴史を総解剖
世界中で世代を超えて愛され続けるサンリオのキャラクターたち。「ハローキティ」や「マイメロディ」があまりにも有名ですが、実はサンリオが世に送り出した「自社開発キャラクター第1号」が誰なのか、正確に知る人は多くありません。赤やピンクの華やかなファンシーグッズが日本の少女文化を塗り替える前夜、サンリオの歴史は静かな一歩から始まりました。
本記事では、1970年代の黎明期から2020年代の最新スターまで、歴代サンリオキャラクターの登場順を徹底的に整理した年表とともに、誕生の背景やカルチャーの変遷を深掘りします。「キティより前に誕生した元祖キャラの正体」から「マイメロディとクロミに隠された30年のタイムラグ」まで、知られざる舞台裏を解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:サンリオ初の自社オリジナルキャラクターは、ハローキティ(1974年)ではなく1973年誕生のクマの男の子「コロちゃん」である。
- 要点2:ライバル関係として親しまれる「マイメロディ(1975年)」と「クロミ(2005年)」の間には実に30年もの世代差が存在する。
- 要点3:サンリオの歩みは単なるキャラクタービジネスではなく、機関紙『いちご新聞』や『キャラクター大賞』を通じた日本独自のコミュニケーション文化・推し活の歴史そのものである。
【歴代サンリオキャラクター一覧年表】1970年代から現在までの登場順総まとめ
サンリオの長い歴史の中で誕生した主要キャラクターを、デビュー年・年代順に俯瞰できる完全年表を作成しました。当時の社会情勢やファンシーカルチャーの潮流とともに振り返ると、キャラクターの造形やコンセプトが時代ごとに劇的に変化していることが分かります。
| デビュー年 / 年代 | 主な代表キャラクター | カルチャー・デザインの特徴 | 編集部の歴史的評価 |
|---|---|---|---|
| 1973年〜1979年 (1970年代 黎明期) | コロちゃん('73) パティ&ジミー('74) ハローキティ('74) マイメロディ('75) リトルツインスターズ('75) タキシードサム('79) | 素朴な線画、アメリカン・カントリー調、メルヘン童話の世界観が主流。 | 自社開発へ舵を切り、「スモールギフト・ビッグスマイル」の基盤を確立した黄金の黎明期。 |
| 1980年〜1989年 (1980年代 拡大期) | ゴロピカドン('82) みんなのたあ坊('84) ハンギョドン('85) マロンクリーム('85) けろけろけろっぴ('88) ポチャッコ('89) | パステルカラーの流行、コミカル&ユニセックスな男子ウケ路線の開拓。 | 1986年に『キャラクター大賞』が始動。ファン参加型の人気投票文化が定着。 |
| 1990年〜1999年 (1990年代 変革期) | おさるのもんきち('91) バッドばつ丸('93) ポムポムプリン('96) コロコロクリリン('98) ディアダニエル('99) | あまのじゃく・いたずら系、脱力系の癒やしキャラなど多面的な個性が開花。 | 優等生から「等身大の共感」へシフト。ポチャッコやプリンが大賞連覇を果たす。 |
| 2000年〜2009年 (2000年代 再構築期) | シナモロール('01) ウサハナ('01) シュガーバニーズ('04) クロミ('05) ジュエルペット('08) | アニメ連動企画の強化、小悪魔系・地雷系などサブカルチャーとの親和性向上。 | メディアミックスで爆発的人気を獲得。クロミのようなアンチヒーローが定着。 |
| 2010年〜現在 (2010年代〜2020年代 多様化期) | ぐでたま('13) KIRIMIちゃん.('13) アグレッシブ烈子('15) こぎみゅん('15) はなまるおばけ('23) | SNS共感型、自虐・シュールレアリスム、ユーザー投票発の公募キャラ。 | デジタルネイティブ層を取り込み、グローバル展開と推し活ビジネスが高度に融合。 |

実はキティではない?サンリオ「初代キャラクター」コロちゃんの意外な正体と誕生秘話
サンリオの看板といえばハローキティを真っ先に思い浮かべる方が大半ですが、公式記録における自社オリジナルキャラクター第1号は1973年に誕生した「コロちゃん」です。
サンリオの前身である「山梨シルクセンター」は、当初他社の版権(スヌーピーや水森亜土のイラストなど)をライセンス契約して文房具や雑貨にプリントして販売していました。しかし、創業者である辻信太郎氏は「自社の著作権を持たなければ真のメーカーにはなれない」と痛感し、1973年に社名を「株式会社サンリオ」へと変更。その記念すべきリブランディングの年に、社内デザイナーの手によって生み出されたのが、丸い顔に赤いほっぺが愛らしいクマの男の子「コロちゃん」でした。
コロちゃんは、のんびり屋でリンゴが大好物という素朴な設定を持ち、当時の子ども向け雑貨売り場に並びました。このコロちゃんの成功によって、サンリオは「自社でキャラクターを創出し、物語を添えてギフトとして届ける」というビジネスモデルの確信を得ることになります。
さらに1975年には、ファンとの絆を深めるためのオウンドメディアとして『いちご新聞』が創刊されました。キャラクターのバックストーリーや読者からの投稿を丁寧に掲載するこの新聞の存在が、単なる「可愛い絵柄」を超えた熱狂的なコミュニティを形成していく原動力となったのです。
黄金期を築いた70〜80年代|キティ・マイメロ・キキララが切り拓いた「ファンシー文具革命」
コロちゃんに続き、1974年に登場したのが「ハローキティ」と「パティ&ジミー」です。当時、デビューしたばかりのキティは名無しの白猫としてビニール製のがま口財布「プチパース」に小さく描かれていただけでした。しかし、これが女子児童を中心に社会現象的なヒットを記録し、翌1975年に正式に「ハローキティ」と名付けられました。
同じく1975年には、童話『赤ずきん』をモチーフにした「マイメロディ」(当初の名は『リトル・レッド・ライディング・フッド』)と、星の国からやってきた双子の星の子「リトルツインスターズ(キキ&ララ)」が相次いでデビュー。この1974年から1975年にかけてのわずか2年間で、半世紀以上にわたって世界を魅了するトップスターたちが一気に誕生したことになります。
1980年代に入ると、サンリオは少女向けメルヘン路線から一歩踏み出し、ユニセックスでユーモラスなデザインへと表現の幅を広げます。
- タキシードサム(1979年):南極からやってきたおしゃれなペンギン。男子中高生にも愛される先駆けに。
- ゴロピカドン(1982年):カミナリの国で生まれたやんちゃな3つ子の兄弟。80年代ポップカルチャーを象徴するネオンカラーが特徴。
- ハンギョドン(1985年):中国生まれの半魚人。人を笑わせることが好きだが寂しがり屋という、哀愁漂うキャラクター性が話題に。
- けろけろけろっぴ(1988年) / ポチャッコ(1989年):アクティブなカエルと好奇心旺盛なイヌ。80年代後半から90年代にかけてキャラクター大賞で連覇を果たす原動力に。
この時代、全国の文具店に「サンリオコーナー」が設置され、小中学生が小遣いを握りしめてメモ帳や缶ペンケースを買い集める「ファンシー文具ブーム」が日本全国を席巻しました。

一般に知られていない盲点と歴史の断絶|マイメロとクロミの「30年差」に見る時代の変遷
現在、サンリオファンの間で当たり前のようにペアやライバルとして扱われている「マイメロディ」と「クロミ」ですが、二人のデビュー時期には実に30年もの世代差が存在します。
クロミは、2005年に放送を開始したテレビアニメ『おねがいマイメロディ』のオリジナルキャラクターとして誕生しました。1975年生まれで「素直で心優しい王道ヒロイン」として30年間君臨してきたマイメロディに対し、クロミは「黒いずきんとドクロマーク」「乱暴に見えて実は乙女チック」という完全なアンチテーゼとして設計されたのです。
この対比構造は、単なるアニメの設定にとどまらず、2000年代以降の若者心理に見事に突き刺さりました。優等生でいることの息苦しさを感じていた思春期の少女たちにとって、自分の弱さや毒気を隠さないクロミは「等身大のアイコン」として熱狂的に受け入れられ、いわゆる「地雷系」「量産型」ファッションのシンボルへと昇華していきました。
また、サンリオの歴史の中には、一時代を華々しく彩りながらも露出が限定的になっていった名作キャラクターも数多く存在します。2004年にパティシエをテーマとして大ヒットした「シュガーバニーズ」や、80年代に大流行した「ザ ボードビルデュオ」「マロンクリーム」などは、現在でもコアなファンから「懐かしの推し」として根強い支持を集めています。
【実態検証】サンリオキャラクター大賞の歴代順位とファンの熱狂に見る推し活構造
1986年に『いちご新聞』の紙上企画としてスタートした「サンリオキャラクター大賞」の順位推移を追うと、日本における「推し」の価値観がどのように変容してきたのかが鮮明に浮かび上がります。
歴代の絶対王者として君臨したのはハローキティであり、1998年から2009年にかけて前人未到の12連覇を達成しました。しかし、2010年代以降のSNS時代に入ると様相は一変します。
2001年デビューの「シナモロール」が圧倒的な組織票と幅広い層の共感を獲得してトップに君臨し続け、1996年生まれの「ポムポムプリン」や1989年生まれの「ポチャッコ」が熱心なファンコミュニティのバックアップを受けて上位へ返り咲くという「古参キャラクターのV字回復現象」が起きています。
ネット上の掲示板やSNSでは、「昔好きだったキャラに再び投票した」「親子2代で別々の推しキャラに投票している」といった声が溢れており、単なる人気投票を超えた「世代間コミュニケーションツール」として機能している実態が浮き彫りになっています。

【プロの結論】「スモールギフト・ビッグスマイル」の心理学と世代を超えるカワイイ文化の未来
社会心理学および文化人類学の視点からサンリオの歴史を解剖すると、同社が一貫して追求してきた企業理念「スモールギフト・ビッグスマイル(ほんの小さな贈り物が、大きな笑顔をつくる)」という贈与の思想に行き当たります。
戦後の高度経済成長期からバブル崩壊、そしてデジタル全盛の現在に至るまで、日本社会における人間関係の距離感は激しく揺れ動いてきました。その中で、サンリオキャラクターは「自己主張のためのアイテム」ではなく、友人に感謝を伝えたり、誰かと共感でつながったりするための「心理的クッション」の役割を果たし続けてきたのです。
キャラクターに対して過度な設定や過激なストーリーをあえて付与せず、受け手の想像力に委ねる「余白のデザイン」こそが、キティやマイメロディが半世紀以上経っても色褪せない最大の理由です。
サンリオの世界に触れる際の判断基準・楽しみ方
- 深くハマるのにおすすめな人:
- 日々の生活に小さな癒やしや情緒的な安心感を求めている人
- 親子や友人との会話のきっかけとして共通の話題・思い出を共有したい人
- 推し活を通じてコミュニティの一体感や応援する喜びを味わいたい人
- 付き合い方に注意が必要な人:
- グッズ収集やキャラクター大賞の課金投票に際限なく熱中し、生活バランスを崩しやすい人
- 公式設定や過去のビジュアルの変化に対して過度なこだわりを持ち、変化を受け入れにくい人
【サンリオキャラクター 古い 順】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:サンリオで一番最初に生まれた公式キャラクターは何ですか?
A1:1973年に誕生したクマの男の子「コロちゃん」です。サンリオが自社で著作権を保有してグッズ展開を行った記念すべき第1号キャラクターです。
Q2:ハローキティとマイメロディはどちらが先に誕生しましたか?
A2:ハローキティの方が1年先輩です。ハローキティは1974年(グッズ発売は1975年)、マイメロディは1975年にデビューしました。
Q3:マイメロディとクロミは同期のキャラクターではないのですか?
A3:同期ではありません。マイメロディが1975年誕生なのに対し、クロミは2005年のテレビアニメ『おねがいマイメロディ』から誕生したキャラクターであり、30年もの登場年の開きがあります。
Q4:サンリオキャラクター大賞で歴代最多の1位を獲得しているのは誰ですか?
A4:ハローキティです。1998年から2009年までの12連覇を含め、通算で15回以上の総合1位を獲得しています。
まとめ:歴史を知ることで深まるサンリオキャラクターの魅力
1973年の「コロちゃん」から始まったサンリオの歩みは、70年代のファンシー革命、80年代のポップカルチャー、90年代の癒やしブーム、そして現代のSNS共感型カルチャーへと見事に受け継がれています。誕生した時代ごとの社会的背景やデザイン思想を知ることで、見慣れたキャラクターたちの表情にも新たな深みと愛着を感じ取ることができるはずです。懐かしのレトロキャラクターから最新のスターまで、ぜひあなただけの「推しの歴史」を探訪してみてください。 (出典: サンリオキャラクター 古い 順(Yahoo!ニュース))